スコッチウイスキー蒸留所一覧

現在スコットランドには約150のスコッチウイスキー蒸留所(2025年時点で152)が稼働しています。
この記事ではスコッチウイスキーの蒸留所を地域ごとにまとめました。
Highland
ハイランドはスコットランド最大のウイスキー産地で、
地域ごとに酒質が大きく異なるのが特徴です。
北ハイランド
東ハイランド
西ハイランド
南ハイランド
本記事ではハイランドに属する蒸留所を
データベース形式で一覧化しています。
エイトドアーズ(8 Doors)蒸留所

| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ケリー・キャンベル/デレク・キャンベル |
| 創業 | 2022年 |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | ジョン・オ・グローツの水 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基(1700L)/再留1基(1300L) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | スコットランド本土最北端ジョン・オ・グローツに誕生したマイクロディスティラリー。 |
エイトドアーズ蒸留所はスコットランド本土最北端の港町ジョン・オ・グローツに2022年誕生したクラフト蒸留所。
Speyside Copper Works製の小型ポットスチルを用い、100時間以上の長期発酵によってフルーティーで軽やかな酒質を目指しています。
地域コミュニティと密接に関わりながら運営される、近年注目のマイクロディスティラリーです。

アバフェルディ(Aberfeldy)蒸留所

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 南ハイランド |
| オーナー | バカルディ |
| 創業 | 1896年 |
| 生産能力 | 340万L(100%alc換算) |
| 仕込み水 | テイ川支流のピティリー川 |
| 発酵槽 | シベリア産カラマツ8基、ステンレス3基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(計4基) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | デュワーズの原酒確保の為設立。 |
アバフェルディはデュワーズの中核原酒を安定供給する目的で設立された蒸留所。
大型ストレートヘッドのスチル由来の素直で厚みある酒質に、穏やかな甘みや蜂蜜様のニュアンスが乗りやすいのが持ち味です。
アービッキー(Arbikie)蒸留所

| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | アービッキー・ディスティリング社(スターリング家) |
| 創業 | 2015年 |
| 生産能力 | 年間20万ℓ |
| 仕込み水 | 地下ラグーンの井戸水 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ウォッシュバック4基 |
| スチル数 | 2基(初留4,000L/再留2,400L、CARL社製) |
| 使用樽 | 元バーボン樽/元シェリーホッグスヘッド(予定) |
| 特徴 | 「畑から瓶へ」を掲げ、原料栽培〜蒸留〜ボトリングまで一貫管理。太陽光発電や副産物の飼料化など環境配慮も徹底。 |
アービッキー蒸留所はアンガス州の農場を母体に2015年に設立されたクラフト蒸留所。
「畑から瓶へ」を体現し、原料や水源を含めた高いトレーサビリティとサステナブル運営が強みです。
ウイスキーは2029年以降の本格リリースを予定し、現在はジンやウォッカ、限定ライなどで評価を高めています。

アードナムルッカン(Ardnamurchan)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 西ハイランド |
| オーナー | アデルフィー |
| 創業 | 2014年 |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | グレンモア川ほか3つの泉 |
| ピートの有無 | ノンピート/ピート両方 |
| 発酵槽 | フレンチオーク4基、ステンレス3基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ボトラーズ「アデルフィー」が設立した西ハイランドの蒸留所。 |
アードナムルッカン蒸留所は西ハイランドのアードナムルッカン半島に2014年設立された蒸留所。
インディペンデントボトラーとして知られるアデルフィー社が設立し、再生可能エネルギーを活用した蒸留所運営でも知られています。
ノンピートとピーテッドの両方を仕込み、沿岸環境の影響を受けた複雑なモルトを生み出しています。
アードモア(Ardmore)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | サントリーグローバルスピリッツ |
| 創業 | 1898年 |
| 生産能力 | 555万L |
| 仕込み水 | ノッカンディーヒルの泉 |
| ピートの有無 | あり |
| 発酵槽 | ダグラスファー製14基 |
| スチル数 | 初留4基/再留4基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ティーチャーズのキーモルトで、ハイランドでは珍しいピーテッド主体の蒸留所。 |
アードモア蒸留所は1898年、ブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ」の原酒供給を目的として設立された蒸留所。
ハイランド地域では比較的珍しくピーテッド麦芽を使用する蒸留所として知られ、スモーキーさとハチミツのような甘さが共存する酒質が特徴です。
バルブレア(Balblair)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ハイランド |
| オーナー | タイ・ビバレッジ |
| 創業 | 1790年 |
| 生産能力 | 約180万L |
| 仕込み水 | オルトドレッグ川 |
| ピートの有無 | ノンピート |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 6基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基(計2基) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 北ハイランドを代表する歴史ある蒸留所。 |
バルブレア蒸留所は北ハイランドに位置する古い蒸留所のひとつで、1790年創業とされる長い歴史を持ちます。
酒質はフルーティーで柔らかな甘みを持つのが特徴。
熟成によってドライフルーツやスパイスのニュアンスが現れるクラシックなハイランドスタイルのモルトを生み出しています。
ベンネヴィス(Ben Nevis)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ハイランド |
| オーナー | ニッカウヰスキー |
| 創業 | 1825年 |
| 生産能力 | 約200万L |
| 仕込み水 | オルト・ナ・ヴ―リン川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(計4基) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 日本企業ニッカウヰスキーが所有する蒸留所。 |
ベンネヴィス蒸留所はスコットランド最高峰ベン・ネヴィス山の麓に位置する蒸留所。
1989年からニッカウヰスキーが所有しており、日本市場でも馴染みの深い蒸留所の一つです。
重厚でややオイリーな酒質が特徴で、熟成によってナッツや麦芽のコクが際立つモルトになります。
ブレアアソール(Blair Athol)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 南ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1798年 |
| 生産能力 | 280万L |
| 仕込み水 | オルトダワー川 |
| ピートの有無 | ノンピートのみ |
| 発酵槽 | 円形ステンレス6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(ストレートヘッド) |
| 使用樽 | ほとんどがバーボンバレル |
| 特徴 | 濁りのある麦汁にこだわる。ベル(Bell’s)の主要原酒。 |
ブレアアソール蒸留所はピトロッホリーに位置する1798年創業の蒸留所で、現在はディアジオが所有しています。
ブレンデッドウイスキー「ベル」のキーモルトとして知られており、生産量の99%ははベルの原酒用。
濁りのある麦汁を用いる製法にこだわることで、モルティーでコクのある酒質を生み出しています。
シングルモルトとしては全体のごく一部のみがボトリングされています。
ブリュードッグ(BrewDog)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | ブリュードッグ |
| 創業 | 2016年 |
| 生産能力 | 45万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | 10基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(独自型・コラム併用) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | スコッチ表記を敢えて使わない無国籍ウイスキー。旧LoneWolf蒸留所。 |
ブリュードッグ蒸留所はクラフトビールメーカー「ブリュードッグ」が2016年に設立した蒸留施設。
ライウイスキーなども生産し、従来のスコッチカテゴリーに縛られないスタイルを掲げていました。
かつては「LoneWolf Distillery」としてジンなどの蒸留を行っていたことで知られます。
ブローラ(Brora)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 2020年再開 |
| 生産能力 | 80万L |
| 仕込み水 | クラインミルトン川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 幻のモルト。ディアジオ最小規模で生産再開。 |
ブローラ蒸留所は北ハイランドのブローラ村に位置する蒸留所。
長らく閉鎖されていましたがディアジオによって設備が復元され、2020年に蒸留を再開しました。
生産規模は小さく、現在のディアジオ蒸留所の中でも最小クラスの蒸留所として知られています。
かつてのボトルが高く評価されたことから「幻のモルト」として語られることも多い蒸留所です。
クライヌリッシュ(Clynelish)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1967年(1819年) |
| 生産能力 | 約480万L |
| 仕込み水 | クライヌリッシュ川 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製8基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基(全6基) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ワクシーと表現される独特の質感を持つ酒質。 |
クライヌリッシュ蒸留所は北ハイランドを代表する蒸留所の一つで、現在の蒸留所は1967年に旧蒸留所の隣に建設されました。
オイリーでワックスのような独特の口当たりが特徴。
シングルモルトとしても評価が高い一方、多くはブレンデッドウイスキーの原酒として使用されています。
ダルモア(Dalmore)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | エンペラドール |
| 創業 | 1839年 |
| 生産能力 | 約430万L |
| 仕込み水 | アルネス川 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 8基 |
| スチル数 | 初留4基/再留4基 |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | 鹿の紋章で知られるシェリー樽熟成モルト。 |
ダルモア蒸留所は北ハイランドのクロマティ湾に面した蒸留所で、リッチなシェリー樽熟成スタイルで知られています。
ボトルにあしらわれた12本角の鹿の紋章はブランドの象徴。
マスターブレンダーのリチャード・パターソンによる長年の樽管理でも知られています。
ダルウィニー(Dalwhinnie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1897年 |
| 生産能力 | 220万L |
| 仕込み水 | アルタナスルイー川(グランピアン山脈の雪解け水) |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製6基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基(ストレート) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | スコットランドで最も寒い蒸留所の一つ。クラシックモルトの一つ。屋外ワームタブを使用。シングルモルト用は約5%。 |
ダルウィニー蒸留所はスコットランド中部の高地に位置する蒸留所で、寒冷な気候で知られています。
特に冬季は気温が低く、熟成がゆっくり進むことで穏やかでバランスの取れた酒質を生み出します。
ディアジオの「クラシックモルト」シリーズにも選ばれており、蜂蜜のような甘みと柔らかなモルト感が特徴です。
定番ボトルは「15年」しかありませんが、ディアジオ社のシングルモルトの中で6位の売上をたたき出しています。
ディーンストン(Deanston)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 南ハイランド |
| オーナー | CVHスピリッツ |
| 創業 | 1965年 |
| 生産能力 | 約300万L |
| 仕込み水 | ティース川 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | 鋳鉄製 8基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(バルジ型) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 旧紡績工場を改装して誕生した蒸留所。 |
ディーンストン蒸留所はかつての紡績工場を改装して1965年に誕生した蒸留所。
現在も敷地内の水力発電によって多くの電力を自給するなど独自の運営スタイルで知られています。
酒質はクリーンでモルティー、バーボン樽熟成によるバニラの甘さが特徴です。
ディーサイド(Deeside)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ディーサイド・ブリュワリー&ディスティラリー |
| 創業 | 2012年 |
| 生産能力 | 10万L |
| 仕込み水 | 現地のろ過された水 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 小規模クラフト蒸留所。 |
ディーサイド蒸留所は2017年に創業した小規模クラフト蒸留所で、ディー川流域の地域名を冠しています。
ブリュワリーと蒸留所を併設する施設として運営されており、ハイランド北部の新しい蒸留所の一つです。
ドーノッホ(Dornoch)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ドーノッホ・ディスティラリー |
| 創業 | 2016年 |
| 生産能力 | 3万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 伝統的製法を重視する小規模クラフト蒸留所。 |
ドーノッホ蒸留所は2016年に歴史ある町ドーノッホで創業したクラフト蒸留所。
ボトラーズとして知られるトンプソン兄弟が設立し、古い酵母株や伝統的な発酵・蒸留技術の研究にも力を入れています。
小規模ながら実験的で品質志向のウイスキー造りが特徴です。
エドラダワー(Edradour)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 南ハイランド |
| オーナー | シグナトリー |
| 創業 | 1825年 |
| 生産能力 | 26万L |
| 仕込み水 | ベンヴァラッキー山の湧水 |
| ピートの有無 | バレッヒェン名義で50ppm |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製2基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基(容量2000L) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 農業と兼業で生産する小規模蒸留所。オープンワートクーラーと屋外ワームタブを使用。 |
エドラダワー蒸留所はピトロッホリー近郊に位置する小規模蒸留所で、現在はインディペンデントボトラーのシグナトリーが所有しています。
生産規模はスコットランドでも最小クラスで、現在でも農業と兼業しながら蒸留を行うことで知られます。
ピーテッドシリーズ「バレッヒェン」を生産し、オープンワートクーラーや屋外ワームタブなど伝統的設備を備えています。
フェッターケアン(Fettercairn)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | エンペラドール |
| 創業 | 1824年 |
| 生産能力 | 320万L |
| 仕込み水 | ケアンゴルム山の湧水 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 再留釜ネックに冷水をかける独自の冷却システム。 |
フェッターケアン蒸留所は東ハイランドに位置する1824年創業の蒸留所。
蒸留器のネック部分に冷水を直接かける独自の冷却リングを採用しており、銅との接触を増やすことで軽やかでクリーンな酒質を生み出します。
この特徴的な冷却方法はフェッターケアンの個性として知られています。
グレンカダム(Glencadam)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | アンガス・ダンディ |
| 創業 | 1825年 |
| 生産能力 | 130万L |
| 仕込み水 | リー湖の軟水 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ステンレス6基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基(ラインアーム下向き) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | “大麦のクリーム”の異名。鋳鉄製マッシュタンを使用。再留釜の容量が大きい。 |
グレンカダム蒸留所は東ハイランドのブレチン近郊に位置する1825年創業の蒸留所。
柔らかくクリーミーな酒質から「大麦のクリーム」とも呼ばれます。
鋳鉄製マッシュタンや下向きのラインアームを持つポットスチルなど伝統的設備を備え、軽やかでモルティーなクラシックスタイルのハイランドモルトを生み出しています。
グレンギリー(Glen Garioch)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | サントリーグローバルスピリッツ |
| 創業 | 1797年 |
| 生産能力 | 約137万L |
| 仕込み水 | パーコックヒルの泉 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ステンレス製 8基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(北海油田のガス直火) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | スコットランド最古級の蒸留所の一つ。 |
グレンギリー蒸留所は1797年創業とされる歴史ある蒸留所で、東ハイランドを代表する存在のひとつ。
現在はサントリーグローバルスピリッツが所有し、モルティーでややスパイシーなクラシックスタイルのハイランドモルトを生み出しています。
グレンゴイン(Glengoyne)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 南ハイランド |
| オーナー | イアン・マクロード |
| 創業 | 1833年 |
| 生産能力 | 約110万L |
| 仕込み水 | カンプシー丘陵の水 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(バルジ型) |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | ノンピートモルトとシェリー樽熟成で知られる。 |
グレンゴイン蒸留所はハイランドとローランドの境界付近に位置する蒸留所。
乾燥工程でピートを使用しないノンピート麦芽と、ゆっくりとした蒸留が特徴です。
シェリー樽熟成によるリッチでフルーティーなスタイルで多くのファンを持ちます。
グレンオード(Glen Ord)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1838年 |
| 生産能力 | 約1,100万L |
| 仕込み水 | ナムバン湖 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留7基/再留7基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 「シングルトン」ブランドの原酒として知られる大型蒸留所。 |
グレンオード蒸留所はブラックアイル半島に位置するハイランドの大型蒸留所。
現在はディアジオが所有し、主に「シングルトン・オブ・グレンオード」としてリリースされるモルト原酒を生産しています。
フルーティーでバランスの良い酒質が特徴で、アジア市場でも人気が高い蒸留所です。
施設内にモルティング設備付き
グレンタレット(Glenturret)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 南ハイランド |
| オーナー | ラリックグループ |
| 創業 | 1775年 |
| 生産能力 | 約34万L |
| 仕込み水 | タレット湖 |
| ピートの有無 | あり |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 4基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | スコットランド最古級の蒸留所として知られる。 |
グレンタレット蒸留所は1775年創業とされるスコットランド最古級の蒸留所の一つ。
近年はラリック社の傘下となり、ブランドの高級路線化と蒸留所レストランのミシュラン星獲得などで注目を集めています。
小規模生産ながらクラフト志向のモルト造りが特徴です。
グレンドロナック(Glendronach)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | ブラウンフォーマン |
| 創業 | 1826年 |
| 生産能力 | 約140万L |
| 仕込み水 | ドロナック川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | カラマツ製 10基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(バルジ型) |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | シェリー樽熟成モルトの代表格。 |
グレンドロナック蒸留所はシェリー樽熟成を得意とする蒸留所として世界的に知られています。
オロロソやペドロヒメネス樽を中心に熟成を行い、濃厚なドライフルーツやチョコレートのようなリッチな香味を持つモルトを生み出します。
グレングラッサ(Glenglassaugh)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | ブラウンフォーマン |
| 創業 | 1875年 |
| 生産能力 | 約100万L |
| 仕込み水 | グラッサ川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス製 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 海岸沿いに位置する蒸留所。 |
グレングラッサ蒸留所はスペイ湾沿いに位置する沿岸型蒸留所。
長らく休止していた時期もありましたが、近年再稼働しブランドの再構築が進められています。
海風の影響を受けた穏やかな塩味とフルーティーな酒質が特徴です。
グレンモーレンジ(Glenmorangie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン |
| 創業 | 1843年 |
| 生産能力 | 約600万L |
| 仕込み水 | ケルピーの泉(中硬水) |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ステンレス製 12基 |
| スチル数 | 初留6基/再留6基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | スコットランドで最も背の高いポットスチルを持つ。 |
グレンモーレンジ蒸留所は北ハイランドを代表する人気蒸留所。
高さ約5.1mの背の高いポットスチルを使用することで、軽やかでフルーティーな酒質を生み出しています。
多彩な樽熟成シリーズでも知られ、世界的に高い知名度を持つシングルモルトブランドです。
グレンウィヴィス(GlenWyvis)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ディングウォール・コミュニティ |
| 創業 | 2017年 |
| 生産能力 | 14万L |
| 仕込み水 | ディングウォールの井戸水 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス製 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | クラウドファンディングで設立。100%再生可能エネルギーで運営。 |
グレンウィヴィス蒸留所は2017年にディングウォールで設立された蒸留所で、地域コミュニティによるクラウドファンディングで資金を集めて誕生しました。
蒸留所の電力は風力などの再生可能エネルギーで賄われており、持続可能性を重視した蒸留所として知られています。
比較的新しい蒸留所ながら、地域主導型の運営モデルとして注目されています。

インヴァーゴードン(Invergordon)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | CVHスピリッツ |
| 創業 | 1960年 |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | カフェスチル他 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ハイランド唯一のグレーンウイスキー蒸留所。 |
インヴァーゴードン蒸留所はスコットランド北部に位置する大型グレーン蒸留所で、1960年に創業。
カフェスチルなどの連続式蒸留器を用いてグレーンウイスキーを生産し、多くのブレンデッドウイスキーの基盤原酒として使用されています。
独立瓶詰では長期熟成グレーンとして評価されることもあります。
ノックデュー(Knockdhu)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | タイ・ビバレッジ |
| 創業 | 1893年 |
| 生産能力 | 200万L |
| 仕込み水 | ノックヒルの泉 |
| ピートの有無 | ヘヴィリーピーデット仕込みあり(約40ppm) |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製6基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | シングルモルトは「AnCnoc」名義で販売。 |
ノックデュー蒸留所は1893年創業の蒸留所で、スペイサイドのノッカンドゥ蒸留所との混同を避けるため、シングルモルトは「AnCnoc(アンノック)」のブランド名で販売されています。
酒質はフルーティーで軽やかなスタイルが中心ですが、40ppm程度のヘヴィリーピーテッド仕込みも行われています。
ロッホユー(Loch Ewe)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ドラムチョーク・ロッジ・ホテル |
| 創業 | 2004年 |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 最小サイズの蒸留設備。 |
ロッホユー蒸留所は北ハイランドのロッホユー周辺にある極小規模の蒸留施設で、ドラムチョーク・ロッジ・ホテルに併設されたマイクロディスティラリーとして知られています。
非常に小型の設備で少量生産を行う特殊な蒸留所で、スコットランドの中でも珍しい宿泊施設併設型の蒸留所の一例です。
ロッホローモンド(Loch Lomond)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 南ハイランド |
| オーナー | ヒルハウス・キャピタルマネジメント |
| 創業 | 1965年 |
| 生産能力 | 約500万L |
| 仕込み水 | ロッホローモンドの水源 |
| ピートの有無 | あり |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 多種(ポットスチル/ローモンドスチル等) |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 多様な蒸留器を持つユニークな蒸留所。 |
ロッホローモンド蒸留所は多様なタイプの蒸留器を持つことで知られ、同一蒸留所内で複数のスタイルのモルトやグレーンを生産できる珍しい施設です。
ブランドとしてはロッホローモンドのほか、インチマリンなど複数のモルト名義でリリースされています。
マクダフ(Macduff)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | バカルディ |
| 創業 | 1960年 |
| 生産能力 | 約340万L |
| 仕込み水 | デヴェロン川 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留3基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | シングルモルトは「グレンデヴェロン」名義で販売。 |
マクダフ蒸留所はデヴェロン川河口に位置する蒸留所で、シングルモルトは「グレンデヴェロン」のブランド名で販売されています。
比較的軽やかでフルーティーな酒質を持ち、ブレンデッドウイスキーの原酒としても広く使用されています。
ノックニーアン(Nc’nean)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 西ハイランド |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 2017年 |
| 生産能力 | 約10万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | オーガニック志向の樽管理 |
| 特徴 | オーガニック原料と再生可能エネルギーを重視する蒸留所。 |
ノックニーアン蒸留所は2017年創業のクラフト蒸留所で、オーガニック原料や再生可能エネルギーを活用した環境配慮型のウイスキー造りを掲げています。
軽やかでフルーティーなスタイルを目指しており、近年注目度が高まっている蒸留所の一つです。
オーバン(Oban)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 西ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1794年 |
| 生産能力 | 約87万L |
| 仕込み水 | グレネベリー湖 |
| ピートの有無 | あり |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 港町にある小規模蒸留所。クラシックモルトシリーズの一つ |
オーバン蒸留所は西ハイランドの港町オーバンの中心部に位置する蒸留所。
1794年創業の歴史ある蒸留所で、海風の影響を受けたほのかな塩味と、スモーキーさとフルーティーさが調和した独特の酒質を持ちます。
オールドプルトニー(Old Pulteney)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | タイ・ビバレッジ |
| 創業 | 1826年 |
| 生産能力 | 約180万L |
| 仕込み水 | ロッホ・ヘムプリッグ |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | 耐候性銅材 5基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基(ひょうたん型) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 「海のモルト」と呼ばれる潮風のニュアンス。 |
オールドプルトニー蒸留所は北海に面した港町ウィックにある蒸留所で、「海のモルト」と呼ばれることでも知られています。
沿岸気候の影響を受けた塩味やミネラル感が特徴で、軽やかな甘さとともに個性的な酒質を形成しています。
ロイヤルブラックラ(Royal Brackla)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | バカルディ |
| 創業 | 1812年 |
| 生産能力 | 約410万L |
| 仕込み水 | コーダー・バーン |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(ストレートヘッド) |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | 王室御用達の称号「ロイヤル」を持つ蒸留所。 |
ロイヤルブラックラ蒸留所は1812年創業の蒸留所で、1835年にウィリアム4世から王室御用達の称号を与えられたことで知られます。
華やかでフルーティーな酒質を持ち、近年はシェリー樽熟成シリーズでも評価を高めています。
ロイヤルロッホナガー(Royal Lochnagar)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 東ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1845年 |
| 生産能力 | 約50万L |
| 仕込み水 | ロッホナガー山の水源 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | バルモラル城近くにある王室ゆかりの蒸留所。 |
ロイヤルロッホナガー蒸留所はバルモラル城の近くに位置する蒸留所で、ヴィクトリア女王が訪問したことでも知られています。
小規模ながらバランスの良いクラシックなハイランドモルトを生産しています。
スペイサイド(Speyside)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ハイランド |
| オーナー | ハーベイズ・オブ・エジンバラ |
| 創業 | 1990年 |
| 生産能力 | 60 |
| 仕込み水 | ガイック鹿保護区内の泉 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ステンレス製 4基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | スペイサイド境界付近に位置する蒸留所。 |
スペイサイド蒸留所はスペイ川上流に位置する小規模蒸留所。
地理的にはスペイサイド地域に近いものの、分類上ハイランドに含まれることがあります。
軽やかでフルーティーな酒質が特徴です。
ティーニニック(Teaninich)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1817年 |
| 生産能力 | 約1020万L |
| 仕込み水 | アルネス川 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留6基/再留6基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ブレンデッド向け原酒の大型蒸留所。 |
ティーニニック蒸留所は1817年創業の蒸留所で、現在はディアジオのブレンデッドウイスキー向け原酒を大量に生産しています。
独特のマッシュフィルター設備を持つことで知られています。
トマーティン(Tomatin)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ハイランド |
| オーナー | 宝酒造 |
| 創業 | 1897年 |
| 生産能力 | 約500万L |
| 仕込み水 | オルト・ナ・フリスの泉 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ステンレス 12基 |
| スチル数 | 初留6基/再留6基(バルジ型) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 日本企業が所有する大型蒸留所。 |
トマーティン蒸留所はかつて世界最大級の生産能力を誇った蒸留所で、現在は宝酒造グループが所有。
フルーティーで柔らかな酒質を持つハイランドモルトとして知られています。
タリバーディン(Tullibardine)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 南ハイランド |
| オーナー | ピカール・ヴァン&スピリチュアー |
| 創業 | 1949年 |
| 生産能力 | 約300万L |
| 仕込み水 | オチル丘陵の水 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ステンレス製 9基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 南ハイランドの蒸留所。 |
タリバーディン蒸留所は南ハイランドに位置する蒸留所で、1949年創業。
現在はフランス資本のピカール社が所有し、比較的軽やかでバランスの取れたハイランドモルトを生産しています。
ウィリアム・デルメ・エヴァンスが設計した美しい蒸留所としても有名。
ユイル・ビースト(Uile‑bheist)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | インヴァネス・ディスティリング |
| 創業 | 2023年 |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | ネス川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | ‐ |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | インヴァネスに誕生した新しい蒸留所。 |
ウイリ・ヴェシュト蒸留所は2023年にインヴァネスで誕生した新しい蒸留所。
地元の伝説に由来する名前を持ち、蒸留所とブルワリーを併設した観光拠点としても注目されています。
ウルフバーン(Wolfburn)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | 北ハイランド |
| オーナー | オーロラ・ブリューイング |
| 創業 | 2013年 |
| 生産能力 | 13.5万L |
| 仕込み水 | アッパーオームリー(硬水) |
| ピートの有無 | ノンピート/ライトピート(約10ppm) |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基(5500L)/再留1基(3600L) |
| 使用樽 | バーボン樽系(クォーターカスク・バレル・ホグスヘッド) |
| 特徴 | 本土最北の蒸留所。「No Automation」がスローガン。 |
ウルフバーン蒸留所はスコットランド本土最北の蒸留所として知られ、2013年に操業を開始しました。設備の自動化を極力排した「No Automation」を掲げ、伝統的で丁寧な蒸留を重視しています。
バーボンバレル、ホグスヘッド、クォーターカスクを組み合わせた熟成を行い、クリーンで穏やかなハイランドモルトを生み出しています。
Speyside
スペイサイドはスコットランド最大の蒸留所密集地域で、スペイ川流域を中心に50以上の蒸留所が存在します。
一般的にはフルーティーで華やかな酒質を持つモルトが多い地域として知られていますが、実際には川の流域や山地の違いによって酒質や蒸留所の特徴には一定の傾向があります。
スペイサイド・エルギン
エルギン周辺に位置する蒸留所群。スペイサイド北側にあたり、大型蒸留所やブレンデッド向け原酒を生産する蒸留所が多い地域です。
スペイサイド・キース
スペイ川中流域の町キース周辺のエリア。ストラスアイラなど歴史ある蒸留所が集まり、スペイサイドの中でも重要な生産拠点の一つです。
スペイサイド・ダフタウン
「世界のウイスキー首都」と呼ばれるダフタウン周辺の蒸留所群。モートラック、グレンフィディック、バルヴェニーなど著名蒸留所が集中する中心地域です。
スペイサイド・バッキー
モーレイ湾に近い沿岸部のエリア。スペイ川河口に近く、海風の影響を受ける蒸留所も見られます。
スペイサイド・フォレス
スペイサイド北西部のフォレス周辺。大型蒸留所や近代的な蒸留所が多く、ブレンデッド原酒の供給拠点として発展した地域です。
スペイサイド・ローゼス
スペイ川沿いの町ローゼス周辺の蒸留所群。グレンロセスやグレンスペイなどが位置し、スペイサイドの主要な生産地域の一つです。
スペイサイド・リベット
リベット渓谷周辺の山間部エリア。ザ・グレンリベットをはじめ、古くから密造酒文化が根付いた地域として知られています。
スペイ川中下流域
スペイ川本流沿いの蒸留所をまとめた区分。多くの蒸留所が川沿いに立地し、スペイサイドの代表的なモルトを生み出しています。 ベンリネス山の麓に広がる地域で、比較的重厚でコクのある酒質を生む蒸留所が多いことで知られています。
アベラワー(Aberlour)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ペルノ・リカール |
| 創業 | 1826年 |
| 生産能力 | 約380万L |
| 仕込み水 | ベンリネスを水源とするラワー川 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ステンレス6基(拡張中・16基になる予定) |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(ストレートヘッド) |
| 使用樽 | オロロソシェリー樽中心 |
| 特徴 | シェリー樽熟成で知られるスペイサイドの代表蒸留所。 |
アベラワー蒸留所はスペイ川支流ラワー川沿いに位置する1826年創業の蒸留所。
オロロソシェリー樽熟成のスタイルで知られ、ドライフルーツやチョコレートのような濃厚な甘みを持つモルトを生み出します。
スペイサイドの中でもリッチな酒質を代表する蒸留所の一つです。
オールト・ア・ベーン(Allt‑A‑Bhainne)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ダフタウン |
| オーナー | ペルノ・リカール |
| 創業 | 1975年 |
| 生産能力 | 約200万L |
| 仕込み水 | ベンリネス山の泉 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | 下部が円錐型のステンレス製 8基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | シーバスリーガル向け原酒を主目的とする蒸留所。 |
アルタベーン蒸留所は1975年に設立された比較的新しい蒸留所で、主にブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル」の原酒供給を目的として建設されました。
軽やかでフルーティーな酒質を持ち、クリーンでバランスの取れたモルトを生み出す蒸留所として知られています。
オスロスク(Auchroisk)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・キース |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1974年 |
| 生産能力 | 約590万L |
| 仕込み水 | ドリーの井戸水 |
| ピートの有無 | – |
| 発酵槽 | ステンレス |
| スチル数 | 初留4基/再留4基(ランタン型) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | J&Bなどブレンデッド向け原酒を担う大型蒸留所。 |
オスロスク蒸留所は1974年に建設された比較的新しい蒸留所で、主にブレンデッドウイスキー「J&B」の原酒供給を目的として稼働しています。
酒質は軽やかでフルーティー、ややハーバルなニュアンスを持つのが特徴。
ブレンドに爽やかなトップノートを与えるモルトとして評価されています。
オルトモア(Aultmore)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・キース |
| オーナー | バカルディ |
| 創業 | 1896年 |
| 生産能力 | 約420万L |
| 仕込み水 | フォギーモスの泉 |
| ピートの有無 | ノンピート |
| 発酵槽 | 木製ウォッシュバック15基 |
| スチル数 | 初留3基(TVR装置付き)/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 「第一級の食前酒」とも評されている デュワーズとウィリアム・ローソンの主要原酒 |
オルトモア蒸留所は1896年にアレクサンダー・エドワードによって創業された蒸留所。
霧の多い湿地帯「フォギーモス」に由来する仕込み水を使用し、クリーンで透明感のある酒質と軽やかでフレッシュな香味を生み出すことで知られています。
ブレンデッドウイスキー「デュワーズ」や「ウィリアム・ローソン」の主要原酒であり、ほとんどがブレンデッド用。
ところが、シングルモルトとしても評価が高く、かつては「第一級の食前酒(A top‑class aperitif whisky)」とも評されていました。
バリンダロッホ(Ballindalloch)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川上流域 |
| オーナー | マクファーソン=グラント家 |
| 創業 | 2014年 |
| 生産能力 | 約10万L |
| 仕込み水 | ガーライン |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 4基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | 屋外オレゴンパイン製ワームタブを備える小規模蒸留所。 |
バリンダロッホ蒸留所は2014年にバリンダロッホ城の敷地内で創業した家族経営の蒸留所。
マクファーソン家が所有するバリンダロッホ・エステートによって設立され、原料大麦の栽培から蒸留までを一貫して行う「シングルエステート」スタイルを掲げています。
設備はフォーサイス社製の小型ポットスチルを採用し、発酵槽にはオレゴンパイン製ウォッシュバックを使用。
さらに屋外型のオレゴンパイン製ワームタブを備えるなど、伝統的な製法を重視した蒸留所として知られています。
バルメナック(Balmenach)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | タイビバレッジ |
| 創業 | 1824年 |
| 生産能力 | 約280万L |
| 仕込み水 | クロムデイルヒル |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 蒸留所内でカロニジン(Caorunn Gin)も生産。 |
バルメナック蒸留所は1824年創業の歴史ある蒸留所で、現在はタイビバレッジ傘下にあります。
スペイ川中下流域に位置し、主にブレンデッドウイスキー向けのモルト原酒を生産してきた蒸留所。
蒸留所内ではジンブランド「カロニジン(Caorunn Gin)」の生産も行われている点が大きな特徴です。
ウイスキー蒸留所としての伝統を持ちながら、スピリッツ生産の幅広さもあわせ持つ。
既存の枠にとらわれない蒸留所となっております。
バルヴェニー(The Balvenie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ダフタウン |
| オーナー | ウィリアム・グラント&サンズ |
| 創業 | 1892年 |
| 生産能力 | 約700万L |
| 仕込み水 | コンバル丘陵から湧き出る泉 |
| ピートの有無 | 自家製麦のライトピート(約15%)使用 |
| 発酵槽 | ダグラスファー製 |
| スチル数 | 初留5基/再留6基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | スペイサイドでは希少なフロアモルティングを実施。 |
バルヴェニー蒸留所は1892年創業で、グレンフィディック蒸留所の姉妹蒸留所として知られています。
ダフタウンに位置し、オーナーはウィリアム・グラント&サンズ。
スペイサイドでは珍しく自社フロアモルティングを維持している蒸留所であり、一部の麦芽は自社で製麦されています。
また自社クーパー(樽職人)やモルトマンなど伝統的な職人制度を残している点も特徴です。
蜂蜜のような甘さと滑らかな口当たりを持つクラシックなスペイサイドモルトを生み出しています。
ベンリアック(Benriach)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ブラウンフォーマン |
| 創業 | 1897年 |
| 生産能力 | 約280万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | ノンピート/ヘビリーピーテッド(約55ppm) |
| 発酵槽 | – |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | – |
| 特徴 | フロアモルティングを行う蒸留所。 |
ベンリアック蒸留所はエルギン近郊に位置する1897年創業の蒸留所。
長くブレンデッド向け原酒を中心に生産してきましたが、現在はシングルモルトブランドとしても高い評価を得ています。
ノンピートからヘビリーピーテッドまで幅広いスタイルを生産する点が特徴です。
ベンリネス(Benrinnes)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1826年 |
| 生産能力 | 約350万L |
| 仕込み水 | スカーラン川/ローワンツリー川 |
| ピートの有無 | – |
| 発酵槽 | – |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 花と動物シリーズの一つ。ブレンデッド用がメイン |
ベンリネス蒸留所はスペイサイド南部、ベンリネス山の麓に位置する蒸留所。
かつては独特の「部分三回蒸留」を採用していたことで知られ、重厚でコクのある酒質を生み出していました。
現在は通常の二回蒸留となっていますが、力強いモルティーさを持つ原酒としてブレンデッドウイスキーに重要な役割を果たしています。
ベンロマック(Benromach)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・フォレス |
| オーナー | ゴードン&マクファイル |
| 創業 | 1898年 |
| 生産能力 | 約70万L |
| 仕込み水 | ロマックヒルの泉 |
| ピートの有無 | ライトピート(約10〜15ppm) |
| 発酵槽 | カラマツ製 13基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽・オロロソシェリー樽 |
| 特徴 | 1960年代のスペイサイドスタイルを再現。 |
ベンロマック蒸留所はフォレス近郊に位置する小規模蒸留所で、インディペンデントボトラーとして知られるゴードン&マクファイル社が所有しています。
ライトリーピーテッド麦芽を使用し、1960年代のクラシックなスペイサイドスタイルを再現するモルト造りで知られています。
ブレイヴァル(Braeval)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・リベット |
| オーナー | ペルノ・リカール |
| 創業 | 1973年 |
| 生産能力 | 約420万L |
| 仕込み水 | ブリーニーの泉/ケイトの泉 |
| ピートの有無 | – |
| 発酵槽 | – |
| スチル数 | 初留2基/再留4基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | スコットランドでも標高の高い蒸留所。シーバスリーガル原酒用。 |
ブレイヴァル蒸留所はリベット渓谷の高地に位置する蒸留所で、かつては「ブレイズ・オブ・グレンリベット」と呼ばれていました。
主にブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル」の原酒供給を目的として稼働しており、一般向けボトリングはほとんどなくボトラーズリリースが中心となっています。
カーデュ(Cardhu)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1824年 |
| 生産能力 | 約340万L |
| 仕込み水 | マノックヒルの泉 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 8基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基(ストレートヘッド型) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | ジョニーウォーカーの重要原酒。 |
カーデュ蒸留所はスペイ川流域に位置する1824年創業の蒸留所で、創業期には密造酒時代の歴史でも知られています。
現在はディアジオが所有し、ブレンデッドウイスキー「ジョニーウォーカー」の主要原酒の一つ。
柔らかくハチミツのような甘さを持つ酒質が特徴です。
クラガンモア(Cragganmore)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1869年 |
| 生産能力 | 約220万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(T字型ラインアームを持つ独特の形) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | クラシックモルトの一つで、スペイサイドに鉄道を引き込んだ最初期の蒸留所。 |
クラガンモア蒸留所は1869年創業の蒸留所で、スペイ川中下流域に位置しています。
創業者ジョン・スミスが鉄道網へのアクセスを重視して建設したことで知られ、スペイサイド地域に鉄道輸送の恩恵をもたらした先駆的存在です。
酒質は繊細なフルーティーさとスモーキーさ、さらに複雑な麦芽香が調和するスタイルで、クラシックモルトの一角として高く評価されています。
主にブレンデッド向け原酒としても重要ですが、シングルモルトとしての知名度も高い蒸留所です。
クライゲラヒ(Craigellachie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | バカルディ |
| 創業 | 1891年 |
| 生産能力 | 約430万L |
| 仕込み水 | リトルコンバルヒルの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | カラマツ製 8基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | ワームタブを使用。オイルヒーティングによる硫黄香が特徴。 |
クライゲラヒ蒸留所は1891年創業で、スペイ川流域に位置する蒸留所。
ワームタブ式コンデンサーを使用することで、重厚でオイリーな酒質を生み出す蒸留所として知られています。
モルト乾燥時にはオイルヒーティングを使用する伝統的な手法を採用しており、独特の硫黄ニュアンスを持つ個性的なモルトを生み出します。
ダルユーイン(Dailuaine)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1852年 |
| 生産能力 | 約520万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 生産量の約98%がブレンデッド向け原酒。 |
ダルユーイン蒸留所は1852年創業の蒸留所で、スペイ川南岸に位置しています。
ディアジオが所有し、大量生産されるモルトのほとんどがブレンデッドウイスキー向け原酒として使用されています。
コクのあるモルティーな酒質で、ブレンドのボディを支える重要な役割を担っています。
ダルメニャック(Dalmunach)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 2015年 |
| 生産能力 | 約1000万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス製 16基 |
| スチル数 | 初留4基/再留4基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ペルノリカール最大規模の蒸留所。 |
ダルミュナック蒸留所は2015年に稼働したスペイサイドでも最新世代の蒸留所。
かつてのインペリアル蒸留所跡地に建設され、ペルノリカールのブレンデッドウイスキー向けモルト原酒を大量生産する拠点として設計されています。
ダフタウン(Dufftown)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ダフタウン |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1896年 |
| 生産能力 | 約600万L |
| 仕込み水 | コンバルヒルのジョックの井戸水 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 生産量の99%がブレンデッド向け。シングルトンブランドで流通。 |
ダフタウン蒸留所は1896年創業で、「世界のウイスキー首都」と呼ばれるダフタウンの町に位置しています。
ディアジオが所有し、主にブレンデッドウイスキー向けのモルト原酒を生産。
ヨーロッパ市場では「シングルトン」ブランドとしてシングルモルトが販売されています。
グレンデュラン(Glen Dullan)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ダフタウン |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1897年 |
| 生産能力 | 約500万L |
| 仕込み水 | フィディック川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | アメリカ市場向け「シングルトン」の原酒。 |
グレンドゥラン蒸留所は1897年創業で、ダフタウンに位置する蒸留所。
ディアジオが所有し、主にアメリカ市場向けのシングルモルトブランド「シングルトン」の原酒として知られています。
グレンエルギン(Glen Elgin)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1898年 |
| 生産能力 | 約270万L |
| 仕込み水 | ミルビュイ・ロッホ近辺の豊かな天然水 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | フルーティーな酒質で知られる蒸留所。 |
グレンエルギン蒸留所は1898年創業で、エルギン南部に位置する蒸留所。
フルーティーで蜂蜜のような甘さを持つ酒質が特徴で、ディアジオのブレンデッドウイスキーにおいて重要な役割を担うモルト原酒の一つとして知られています。
グレングラント(Glen Grant)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ローゼス |
| オーナー | カンパリグループ |
| 創業 | 1840年 |
| 生産能力 | 約620万L |
| 仕込み水 | キャパドニックウェルの泉から流れるグレングラント川 |
| ピートの有無 | ノンピートのみ |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 10基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基(独自のストゥーパ型) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 非常に軽やかな酒質で知られる蒸留所。 |
グレングラント蒸留所は1840年創業のスペイサイドを代表する蒸留所の一つ。
すべてのポットスチルにスピリッツリファイヤー(水冷式精留器)により、軽やかでクリーンな酒質を生み出すことで知られています。
現在はカンパリグループが所有し、イタリア市場で特に高い人気を誇ります。
グレンキース(Glen Keith)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・キース |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1957年 |
| 生産能力 | 約600万L |
| 仕込み水 | ブイエンの泉(一部使用) |
| ピートの有無 | ノンピート |
| 発酵槽 | ステンレス6基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | ストラスアイラの第2蒸留所として建設。ほぼブレンデッド用原酒。 |
グレンキース蒸留所は1957年に建設された蒸留所。
もともとはストラスアイラ蒸留所の生産補完を目的として建設され、現在も生産する原酒は主にブレンデッドウイスキー向けです。
原酒はキースの集中熟成庫で熟成されることでも知られています。
グレンロッシー(Glenlossie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1876年 |
| 生産能力 | 約370万L |
| 仕込み水 | バートン川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | 木製ウォッシュバック(オレゴンパイン) |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 再留釜に精留器(ピュリファイア)付き。 |
グレンロッシー蒸留所は1876年創業で、エルギン近郊に位置する蒸留所。
現在はディアジオが所有し、主にブレンデッドウイスキー向けのモルト原酒を生産しています。
再留釜に精留器(ピュリファイア)が付く蒸留所として知られ、ディアジオ系列ではストラスミルと並ぶ特徴的な設備を持つ蒸留所です。
グレンモーレイ(Glen Moray)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ラ・マルケニケーズ |
| 創業 | 1897年 |
| 生産能力 | 約570万L |
| 仕込み水 | ロッシー川 |
| ピートの有無 | 基本ノンピート(少量ピートタイプあり) |
| 発酵槽 | ステンレス製 |
| スチル数 | 初留6基/再留6基(ストレート) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 多様な樽熟成とカスクフィニッシュ。 |
グレンモーレイ蒸留所はエルギンの町に位置する1897年創業の蒸留所。
比較的軽やかでフルーティーな酒質を持ち、ワイン樽やポート樽など多様なカスクフィニッシュを積極的に行う蒸留所として知られています。
グレンロセス(Glenrothes)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ローゼス |
| オーナー | エドリントングループ |
| 創業 | 1878年 |
| 生産能力 | 約560万L |
| 仕込み水 | アードカニーの泉/フェアリーズウェルの泉 |
| ピートの有無 | – |
| 発酵槽 | ステンレス+木製 |
| スチル数 | 初留5基/再留5基 |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | ブランドはベリーブラザーズ&ラッドが保有。 |
グレンロセス蒸留所は1878年創業で、ローゼスの町に位置する蒸留所。
リッチでフルーティーな酒質が特徴で、シェリー樽熟成を重視したスタイルで知られています。
グレンスペイ(Glen Spey)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ローゼス |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1878年 |
| 生産能力 | 約140万L |
| 仕込み水 | ドーニー川 |
| ピートの有無 | – |
| 発酵槽 | ステンレス |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | コンデンサーにアフタークーラーを装備。 |
グレンスペイ蒸留所は1878年創業で、ローゼスに位置する蒸留所。
冷却水の確保が難しい立地のため、コンデンサーにアフタークーラーを装備している点が特徴です。
現在はディアジオが所有し、主にブレンデッドウイスキー向けの原酒を生産しています。
グレントファース(Glen Tauchers)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・キース |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1897年 |
| 生産能力 | 約420万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | – |
| 発酵槽 | 木製 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 創業者ジェームズ・ブキャナン。オフィシャルボトルは少ない。 |
グレンタウカーズ蒸留所は1897年創業で、スペイサイドのキース近郊に位置する蒸留所。
創業者はデュワーズやブラック&ホワイトで知られるジェームズ・ブキャナンで、現在はペルノリカールが所有しています。
主にブレンデッドウイスキー向けのモルト原酒の生産がメインです。
グレンアラヒー(Glenallachie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ビリー・ウォーカー |
| 創業 | 1967年 |
| 生産能力 | 約400万L |
| 仕込み水 | ベンリネス山の泉 |
| ピートの有無 | 基本ノンピート |
| 発酵槽 | ステンレス |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | シェリー樽・バーボン樽 |
| 特徴 | ビリー・ウォーカーが復活させた蒸留所。 |
グレンアラヒー蒸留所は1967年創業の蒸留所で、スペイサイド中心部に位置しています。
2017年にビリー・ウォーカー率いるグレンアラヒー社が買収し、シングルモルトブランドとして再出発。
シェリー樽熟成を中心としたリッチなスタイルで注目されています。
グレンバーギー(Glenburgie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1810年 |
| 生産能力 | 約425万L |
| 仕込み水 | バーギ丘陵の湧き水 |
| ピートの有無 | ノンピート |
| 発酵槽 | ステンレスウォッシュバック |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | かつてローモンドスチルで「グレンクレイグ」を生産。バランタインの中核モルト。 |
グレンバーギー蒸留所は1810年創業で、エルギン近郊に位置する蒸留所。現在はペルノリカールが所有し、ブレンデッドウイスキー「バランタイン」を構成する中核モルトとして知られています。
1935年にはマーガレット・ニコルが蒸留所長に就任。
ウイスキー業界で最初期の女性ディスティラリーの一人として知られています。
かつてはローモンドスチルを使用して「グレンクレイグ」という別モルトも生産していました。
グレンファークラス(Glenfarclas)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | J&Gグラント |
| 創業 | 1836年 |
| 生産能力 | 約350万L |
| 仕込み水 | ベンリネス山の泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス製 12基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基(直火) |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | 直火蒸留を維持する家族経営蒸留所。 |
グレンファークラス蒸留所は1836年創業で、グラント家による家族経営が続く蒸留所。
シェリー樽熟成を重視したリッチで重厚な酒質が特徴で、長期熟成モルトのラインナップが豊富なスペイサイドの名門です。
ボトラーズへのカスク売りをほとんど行わないことでも知られ、独立系ボトラーに樽が流通しない蒸留所の代表例とされています。
グレンフィディック(Glenfiddich)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ダフタウン |
| オーナー | ウィリアムグラント&サンズ |
| 創業 | 1886年 |
| 生産能力 | 約1800〜2000万L |
| 仕込み水 | ロビーデューの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ダグラスファー製 32基 |
| スチル数 | 初留23基/再留23基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | 世界最大級のシングルモルト蒸留所。 |
グレンフィディック蒸留所は1886年創業で、ダフタウンに位置しています。
1963年にシングルモルトとして本格的な海外マーケティングを開始した蒸留所として知られ、現在のシングルモルト市場を築いたブランドの一つです。
巨大な生産設備を持ち、第二蒸留棟ではガス直火蒸留を採用するなど独自の設備も特徴です。
インチガワー(Inchgower)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・バッキー |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1871年 |
| 生産能力 | 約320万L |
| 仕込み水 | メンダフヒルズの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ベルなどブレンデッド向け原酒。 |
インチガワー蒸留所は1871年創業で、スペイサイド北部バッキーの港町に位置する蒸留所。
現在はディアジオが所有し、主にベルなどのブレンデッドウイスキー向けモルト原酒として使用されています。
海岸に近い立地の影響もあり、やや塩気を感じる個性的な酒質が特徴です。
キニンヴィ(Kininvie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ダフタウン |
| オーナー | ウィリアムグラント&サンズ |
| 創業 | 1990年 |
| 生産能力 | 約480万L |
| 仕込み水 | コンバルヒルの泉 |
| ピートの有無 | – |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | グレンフィディック敷地内の蒸留所。 |
キニンヴィ蒸留所は1990年に建設された比較的新しい蒸留所で、ダフタウンのグレンフィディック蒸留所敷地内に位置しています。
主にウィリアムグラント&サンズのブレンデッドウイスキー向けモルト原酒として生産されており、シングルモルトとしてのリリースは非常に限定的です。
ノッカンドゥ(Knockando)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1898年 |
| 生産能力 | 約140万L |
| 仕込み水 | カードナックの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 繊細で軽やかな酒質。 |
ノッカンドゥ蒸留所は1898年創業で、スペイ川沿いに位置する蒸留所
ゲール語で「小さな黒い丘」を意味する名を持ち、軽やかで繊細な酒質のモルトを生み出します。
ディアジオ所有の蒸留所で、シングルモルトとしても一定の人気を持っています。
リンクウッド(Linkwood)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1821年 |
| 生産能力 | 約560万L |
| 仕込み水 | ミルビュイズ湖近くの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 花のように優雅なモルト。 |
リンクウッド蒸留所は1821年創業の歴史ある蒸留所で、エルギン近郊に位置しています。
華やかでフローラルな酒質が特徴で、ブレンデッドウイスキーの重要な構成原酒として広く使用されています。
スペイサイドらしい優雅なスタイルのモルトとして知られています。
ロングモーン(Longmorn)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1894年 |
| 生産能力 | 約450万L |
| 仕込み水 | ミルビュイズの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス製 10基 |
| スチル数 | 初留4基/再留4基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 1919年に竹鶴政孝が研修。創業者はグレンロッシーのジョン・ダフ。 |
ロングモーン蒸留所は1894年創業で、エルギン南部に位置する蒸留所。
日本のウイスキーづくりの父・竹鶴政孝が1919年に研修を受けた蒸留所としても知られています。
豊かなコクとフルーティーさを兼ね備えた酒質で、ブレンデッドウイスキーの原酒として高く評価されているモルトウイスキーです。
マッカラン(The Macallan)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | エドリントングループ |
| 創業 | 1824年 |
| 生産能力 | 約1500万L |
| 仕込み水 | イースター・エルキーの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留12基/再留24基 |
| 使用樽 | スパニッシュオークのシェリー樽中心 |
| 特徴 | 自社品種ミンストレル大麦を使用。サントリーが株式の25%を保有。 |
マッカラン蒸留所は1824年創業の蒸留所で、スペイ川南岸に位置しています。
スパニッシュオークのシェリー樽熟成に強くこだわることで知られ、世界的に最も有名なシングルモルトブランドの一つです。
近年は巨大な新蒸留所施設の建設でも注目を集めています。
マンノックモア(Mannochmore)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1971年 |
| 生産能力 | 約600万L |
| 仕込み水 | バードンの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | グレンロッシーの姉妹蒸留所。 |
マンノックモア蒸留所は1971年創業で、グレンロッシー蒸留所の隣に建設された比較的新しい蒸留所。
現在はディアジオが所有し、主にブレンデッドウイスキー向け原酒として生産されています。
過去には黒いウイスキーとして話題になった「ロックデュー」などユニークな限定リリースでも知られています。
ミルトンダフ(Miltonduff)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・エルギン |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1824年 |
| 生産能力 | 約580万L |
| 仕込み水 | ブラックバーンの泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス製 18基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 外部加熱式スチル。かつてローモンドスチルで「モストウィー」を生産。 |
ミルトンダフ蒸留所は1824年創業の蒸留所で、エルギン近郊に位置しています。
現在はペルノリカールが所有し、ブレンデッドウイスキー「バランタイン」を構成する重要なモルト原酒として知られています。
過去にはローモンドスチルを用いて「モストウィー」という別銘柄のモルトも生産していました。
モートラック(Mortlach)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ダフタウン |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1823年 |
| 生産能力 | 約380万L |
| 仕込み水 | ジョックス・ウェルの泉 |
| ピートの有無 | なし |
| 発酵槽 | ダグラスファー製 6基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | シェリー樽・バーボン樽 |
| 特徴 | 独特の2.81回蒸留とウィーウィッチと呼ばれる小型スチル。 |
モートラック蒸留所は1823年創業で、ダフタウン最初の蒸留所として知られています。
ローワインを2種類に分けて蒸留する複雑な工程による「2.81回蒸留」と呼ばれる独自の製法で知られ、肉厚で重厚な酒質が特徴です。
「ダフタウンの野獣」とも呼ばれる個性的なモルトを生み出します。
ローズアイル(Roseisle)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・キース |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 2009年 |
| 生産能力 | 約1250万L |
| 仕込み水 | 非公開 |
| ピートの有無 | ノンピート中心 |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留7基/再留7基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ディアジオ最大のモルト蒸留所で高度なコンピュータ制御設備。 |
ローズアイル蒸留所は2009年に建設されたディアジオの最新鋭蒸留所。
巨大な生産能力と高度に自動化された設備を備え、主にブレンデッドウイスキー向けモルト原酒を大量生産する拠点として設計されています。
スペイバーン(Speyburn)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・ローゼス |
| オーナー | インバーハウス |
| 創業 | 1897年 |
| 生産能力 | 約450万L |
| 仕込み水 | グランディ川、バーチフィールド川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | フルーティーで軽快な酒質。 |
スペイバーン蒸留所は1897年創業で、ローゼス近郊の渓谷に位置する蒸留所。
スペイ川支流のグラントイ・バーンを仕込み水に使用し、軽快でフルーティーな酒質を持つモルトを生み出しています。
インバーハウス社の主力シングルモルトブランドの一つです。
ストラスアイラ(Strathisla)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・キース |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1786年 |
| 生産能力 | 約245万L |
| 仕込み水 | ブイエンの泉・ブルームヒルスプリング |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | 木製 10基 |
| スチル数 | 初留2基(バルジ)/再留2基(ランタン) |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | シーバスリーガルの中核モルト。スペイサイド最古の蒸留所。 |
ストラスアイラ蒸留所は1786年創業の歴史ある蒸留所で、キースの町に位置しています。
美しいパゴダ屋根の建物で知られ、ブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル」を構成する中核モルトとして有名です。
フルーティーで蜂蜜のような甘さを持つクラシックなスペイサイドスタイルのモルトを生み出しています。
現在、シングルモルトは終売。
ストラスミル(Strathmill)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・キース |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1891年 |
| 生産能力 | 約260万L |
| 仕込み水 | 敷地内の泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 製粉工場を改装して生まれた蒸留所。 |
ストラスミル蒸留所は1891年創業で、キースの町に位置する蒸留所。
もともとは製粉工場として建てられた建物を改装して蒸留所として再出発した歴史を持ちます。
現在はディアジオが所有し、主にブレンデッドウイスキー向けモルト原酒として使用されています。
タムデュー(Tamdhu)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | イアン・マクロード |
| 創業 | 1897年 |
| 生産能力 | 約400万L |
| 仕込み水 | タムデュー川の伏流水の泉 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | シェリー樽熟成に特化した蒸留所。 |
タムデュー蒸留所は1897年創業で、スペイ川沿いに建つ蒸留所。
かつては閉鎖されていた時期もありましたが、現在はイアン・マクロード社が所有し復活しています。
シェリー樽熟成に特化したモルトを生産し、濃厚でリッチな味わいのシングルモルトとして人気があります。
タムナヴーリン(Tamnavulin)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・リベット |
| オーナー | エンペラドール |
| 創業 | 1966年 |
| 生産能力 | 約400万L |
| 仕込み水 | サブタリーニアンの泉 |
| ピートの有無 | ノンピート(コンチェルト種) |
| 発酵槽 | ステンレス製 9基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 2015年以降ファーストフィルバーボン樽中心の熟成。 |
タムナヴーリン蒸留所は1966年創業で、スペイサイド南部のリベット地区に位置する蒸留所。
正式名称は「タムナヴーリン・グレンリベット」で、長らくブレンデッド向け原酒を中心に生産してきました。
近年はシングルモルトとしてのリリースも増え、軽やかでフルーティーな酒質が特徴です。
ザ・グレンリベット(The Glenlivet)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・リベット |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1824年 |
| 生産能力 | 約2100万L |
| 仕込み水 | ジョシーズ・ウェル |
| ピートの有無 | ノンピート |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製+ステンレス製 |
| スチル数 | 初留14基/再留14基(ランタンヘッド型) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 世界最大級のシングルモルト。 |
ザ・グレンリベット蒸留所は1824年創業で、政府公認の蒸留所として歴史的に有名な存在です。
スペイサイドを代表するシングルモルトブランドの一つで、世界中で高い人気を誇ります。
軽やかでフルーティーなスタイルはスペイサイドモルトの典型とされています。
トミントール(Tomintoul)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイサイド・リベット |
| オーナー | アンガス・ダンディ |
| 創業 | 1965年 |
| 生産能力 | 約330万L |
| 仕込み水 | バーラントルーアン川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス製 6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基(バルジ型) |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | ヘヴィピートブランド「オールドバーラントルーアン」も生産。 |
トミントール蒸留所は1965年創業で、ケアンゴーム山地の高地に位置する蒸留所。
穏やかで柔らかい酒質のモルトを生み出す一方、ヘヴィピートタイプのブランド「オールドバーラントルーアン」も生産しています。
トーモア(Tormore)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スペイ川中下流域 |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1958年 |
| 生産能力 | 約480万L |
| 仕込み水 | アクボッキー川 |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留4基/再留4基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 美しい蒸留所建築でも有名。 |
トーモア蒸留所は1958年創業で、スペイ川沿いに位置する蒸留所。
美しい石造建築の蒸留所としても知られ、景観価値の高い蒸留所の一つです。
生産されるモルトはフルーティーでバランスの良い酒質を持ち、主にブレンデッド向け原酒として使用されています。
Islay
アイラ(Islay)はスコットランド西岸、ヘブリディーズ諸島南部に位置する小さな島で、面積は約620平方kmほど。
島全体に広がる湿地帯から採取されるピート(泥炭)を燃料として麦芽乾燥に使用する文化が根付いており、世界的に「スモーキーなウイスキーの聖地」として知られています。
現在アイラ島には10の蒸留所が存在し、それぞれ個性の強いモルトを造っていることが特徴です。
アードベッグ(Ardbeg)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン |
| 創業 | 1815年 |
| 生産能力 | 約140万L |
| 仕込み水 | ウーガダール湖 |
| ピート | ポートエレン55ppm |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製6基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | アイラ唯一の精留器を持つ蒸留所 |
アードベッグ蒸留所はアイラ南岸を代表する蒸留所の一つで、強烈なピートスモークと柑橘のような爽やかさを併せ持つ酒質で知られています。
長い発酵とゆっくりとした蒸留によって、力強さの中にも甘みとフルーティーさを感じる複雑なモルトが生まれます。
アードナッホー(Ardnahoe)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | ハンターレイン |
| 創業 | 2017年 |
| 生産能力 | 約100万L |
| 仕込み水 | アードナッホー湖 |
| ピート | ポートエレン5〜40ppm |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製4基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | アイラ唯一の屋外ワームタブ |
アードナッホー蒸留所は2017年に独立系ボトラーのハンターレイン社によって建設された蒸留所。
アイラ島では久しぶりの新設蒸留所として注目を集めました。
伝統的なワームタブコンデンサーと長いラインアームを採用し、オイリーで重厚な酒質を目指した設計が特徴です。
ボウモア(Bowmore)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | サントリーグローバルスピリッツ |
| 創業 | 1779年 |
| 生産能力 | 約200万L |
| 仕込み水 | ラーガン川 |
| ピート | 約25ppm |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | フロアモルティングを行う蒸留所 |
ボウモア蒸留所は1779年創業とされるアイラ最古級の蒸留所。
現在も一部でフロアモルティングを行い、伝統的な製法を維持しています。
スモーキーさとフルーティーさが調和したバランスの良い酒質が特徴です。
ブルックラディ(Bruichladdich)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | レミーコアントロー |
| 創業 | 1881年 |
| 生産能力 | 約150万L |
| 仕込み水 | 丘の上の貯水池 |
| ピート | 3〜300ppm(シリーズにより異なる) |
| 発酵槽 | オレゴンパイン6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | オクトモアなど超ヘビーピートブランド |
ブルックラディ蒸留所は1881年創業の蒸留所で、原料大麦の産地やテロワールを重視する革新的な蒸留所として知られています。
ノンピートのブルックラディ、ヘビーピートのポートシャーロット、超高ピートのオクトモアなど複数のブランドを展開しています。
ブナハーブン(Bunnahabhain)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | CVHスピリッツ |
| 創業 | 1881年 |
| 生産能力 | 約270万L |
| 仕込み水 | ラーガン川 |
| ピート | 基本ノンピート |
| 発酵槽 | 木製6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | アイラでは珍しいライトスタイル |
ブナハーブン蒸留所はアイラ北岸に位置する蒸留所で、基本的にノンピートモルトを生産することで知られています。
ナッツやドライフルーツを思わせる穏やかな酒質が特徴で、他のアイラモルトとは異なるスタイルを持ちます。
カリラ(Caol Ila)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1846年 |
| 生産能力 | 約650万L |
| 仕込み水 | ナムバン湖 |
| ピート | 約35ppm |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製8基+ステンレス製2基 |
| スチル数 | 初留3基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | アイラ最大のモルト蒸留所 |
カリラ蒸留所はアイラ島最大規模の蒸留所で、ジョニーウォーカーの重要な原酒として知られています。
スモーキーながらも比較的軽やかで、柑橘のニュアンスを持つクリーンな酒質が特徴です。
キルホーマン(Kilchoman)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | キルホーマンディスティラリー |
| 創業 | 2005年 |
| 生産能力 | 約46万L |
| 仕込み水 | ロックサイドファーム内の湧水 |
| ピート | 自家製10〜20ppm、ポートエレン38〜50ppm |
| 発酵槽 | ステンレス製1基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 100%アイラを掲げるファームディスティラリー |
キルホーマン蒸留所は2005年創業の蒸留所で、アイラ島では約120年ぶりに誕生した新しい蒸留所です。
農場蒸留所として自社栽培大麦を使用し、原料栽培から蒸留まで島内で完結させる「100%アイラ」を掲げる点が特徴です。
ラガヴーリン(Lagavulin)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1816年 |
| 生産能力 | 約253万L |
| 仕込み水 | ソラン湖 |
| ピート | ポートエレン34〜38ppm |
| 発酵槽 | ダグラスファー製10基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | 長時間蒸留による重厚な酒質 |
ヴーリン蒸留所は1816年創業で、アイラ南岸のラガヴーリン湾に面している蒸留所です。
蒸留時間が非常に長く、ゆっくりとした蒸留によって重厚で奥行きのある酒質が生まれます。
力強いピートスモークに加え、ドライフルーツや海藻、ヨードを思わせる複雑な香りを持つのが特徴。
アイラモルトを代表するクラシックなスタイルとして世界的に高い評価を受けています。
ラフロイグ(Laphroaig)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | サントリーグローバルスピリッツ |
| 創業 | 1815年 |
| 生産能力 | 約330万L |
| 仕込み水 | キルブライト湖 |
| ピート | 45〜50ppm |
| 発酵槽 | ステンレス6基 |
| スチル数 | 初留3基/再留4基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 医薬品のようなヨード香 |
ラフロイグ蒸留所は1815年創業の蒸留所で、アイラモルトの中でも最も個性的な香りを持つブランドとして知られています。
ヨードや消毒薬を思わせる強烈なフェノール香が特徴。
海藻や薬品、スモークが重なった独特のアロマは世界中に熱狂的なファンを持ちます。
自社でピート乾燥を行うフロアモルティングも一部で継続しており、伝統的な製法を守り続けている蒸留所です。
ポートエレン(Port Ellen)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アイラ |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1825年(2024年再稼働) |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | 約35ppm |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | ‐ |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | 伝説的閉鎖蒸留所として知られる |
ポートエレン蒸留所は1825年創業の蒸留所で、1983年の閉鎖後もボトラーズリリースによって伝説的な人気を保ち続けてきました。
2024年には蒸留所が再建されました。
Island
スコットランド北部および西部の島々に点在する蒸留所は、一般に「アイランズ(Islands)」と呼ばれます。
アイラとは異なり統一された酒質はなく、地域ごとに個性が大きく異なるのが特徴です。
海風の影響を受けたソルティーなニュアンスや、穏やかなピート香、フルーティーなスタイルなど、多様なモルトが生まれています。
アビン・ジャラク(Abhainn Dearg)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ルイス島 |
| オーナー | マーク・テイバーン |
| 創業 | 2008年 |
| 生産能力 | 約2万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ルイス島産ピート |
| 発酵槽 | ダグラスファー製 2基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 密造時代の酒を再現する蒸留所 |
アビン・ダルグ蒸留所はルイス島にある小規模蒸留所で、スコットランドでも珍しい「密造時代のウイスキー」を再現するコンセプトで知られています。
伝統的な小型ポットスチルを使用し、力強く野性的な酒質を目指して造られているのが特徴です。
ハイランドパーク(Highland Park)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | オークニー諸島 |
| オーナー | エドリントングループ |
| 創業 | 1798年 |
| 生産能力 | 約250万L |
| 仕込み水 | クランティットの泉 |
| ピート | 自家製40〜42ppm |
| 発酵槽 | 木製12基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | シェリー樽中心 |
| 特徴 | ヘザーピートによる独特の香り |
ハイランドパーク蒸留所はオークニー諸島を代表する蒸留所で、1798年創業とされる歴史ある蒸留所です。
自社のピートボグから採取したヘザーピートを使用することで、スモーキーでありながらもフローラルな独特の香りを生み出しています。
アイル・オブ・ハリス(Isle of Harris)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ハリス島 |
| オーナー | アイルオブハリス |
| 創業 | 2015年 |
| 生産能力 | 約23万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ハリスジンでも有名 |
アイル・オブ・ハリス蒸留所は2015年に設立された蒸留所で、島の雇用創出と地域振興を目的に設立されました。
シュガーケープを使用した「ハリスジン」で世界的に知られており、現在はシングルモルトのリリースも期待されています。
アイル・オブ・ジュラ(Isle of Jura)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ジュラ島 |
| オーナー | エンペラドール |
| 創業 | 1810年 |
| 生産能力 | 約240万L |
| 仕込み水 | マーケット湖 |
| ピート | 基本ノンピート |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 非常に背の高いポットスチル |
ジュラ蒸留所はアイラ島の北東に位置するジュラ島唯一の蒸留所。
背の高いポットスチルによって比較的ライトでクリーンな酒質が生まれるのが特徴です。
アイル・オブ・ラッセイ(Isle of Raasay)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ラッセイ島 |
| オーナー | R&Bディスティラリー |
| 創業 | 2017年 |
| 生産能力 | 約20万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス4基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽・ライワイン樽 |
| 特徴 | コラム構造を持つ再留釜 |
ラッセイ蒸留所は2017年に設立された新しい蒸留所で、スカイ島の対岸に位置するラッセイ島にあります。
ポットスチルに6段コラム構造を組み込むなど独自の蒸留設備を採用しています。
ラグ(Lagg)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アラン島 |
| オーナー | アイルオブアラン |
| 創業 | 2019年 |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ヘビーピートタイプ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | アラン島第2蒸留所 |
ラグ蒸留所は2019年にアラン島南部に設立された蒸留所で、ロックランザ蒸留所の姉妹蒸留所として建設されました。
ロックランザがノンピート中心なのに対し、こちらはヘビーピートスタイルのモルトを生産しています。
ロックランザ(Lochranza)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | アラン島 |
| オーナー | アイルオブアラン |
| 創業 | 1993年 |
| 生産能力 | 約120万L |
| 仕込み水 | ナ・デヴィー湖 |
| ピート | 基本ノンピート |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 4基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 旧アイルオブアラン蒸留所 |
ロックランザ蒸留所はアラン島北部にある蒸留所で、かつては「アイルオブアラン蒸留所」と呼ばれていました。
フルーティーでバランスの良い酒質が特徴です。
スキャパ(Scapa)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | オークニー諸島 |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1885年 |
| 生産能力 | 約130万L |
| 仕込み水 | 蒸留所周辺の泉 |
| ピート | 基本ノンピート |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽 |
| 特徴 | ローモンド型スチル |
スキャパ蒸留所はオークニー諸島にある蒸留所で、ハイランドパークの近くに位置しています。
基本的にノンピートモルトを生産しており、フルーティーで柔らかな酒質が特徴です。
タリスカー(Talisker)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スカイ島 |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1830年 |
| 生産能力 | 約330万L |
| 仕込み水 | ホークヒルの泉 |
| ピート | ミディアムピート |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留2基/再留3基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 不自然に曲がったラインアーム |
タリスカー蒸留所はスカイ島唯一の蒸留所で、海風の影響を受けたスパイシーで潮気を感じる酒質が特徴です。
黒胡椒のようなスパイシーさとスモーキーさを併せ持つスタイルで知られています。
トバモリー(Tobermory)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | マル島 |
| オーナー | ディスティル |
| 創業 | 1798年 |
| 生産能力 | 約100万L |
| 仕込み水 | レダイグ川 |
| ピート | レダイグはピートタイプ |
| 発酵槽 | オレゴンパイン製 4基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | レダイグブランドを生産 |
トバモリー蒸留所はスコットランド西岸のマル島にある蒸留所で、1798年創業とされる歴史ある蒸留所です。
ノンピートの「トバモリー」と、力強いピート香を持つ「レダイグ」という2つのブランドを生産しているのが大きな特徴です。
フルーティーで軽やかな酒質のトバモリーに対し、レダイグはスモーキーでスパイシーな個性を持ち、同じ蒸留所で対照的なスタイルのモルトが造られています。
トラベイグ(Torabhaig)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | スカイ島 |
| オーナー | モスバーンディスティラーズ |
| 創業 | 2016年 |
| 生産能力 | 約50万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | 50〜75ppm |
| 発酵槽 | ダグラスファー8基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | スカイ島第2蒸留所 |
トラベイグ蒸留所は2016年にスカイ島南部に設立された蒸留所で、長らくタリスカーのみだった島に誕生した2番目の蒸留所として注目を集めました。
モスバーンディスティラーズによって設立され、伝統的な製法を重視したウイスキー造りが行われています。
ピートレベルは50〜75ppmと高く、海風の影響を感じるスモーキーで力強い酒質を目指したヘビーピートタイプのモルトを生産しています。
Lowland
ローランド(Lowlands)はスコットランド南部に広がる地域で、一般的に軽やかでクリーンな酒質のモルトが多いことで知られています。
かつては3回蒸留の伝統が強く、現在でもそのスタイルを受け継ぐ蒸留所が存在します。
近年は新設蒸留所も増え、再び注目を集めている地域です。
アバラージー(Aberargie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ザ・パース・ディスティリング |
| 創業 | 2017年 |
| 生産能力 | 約75万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | シンプソンズ社製麦芽 |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | パース近郊の新興蒸留所 |
アバラージー蒸留所は2017年に操業を開始した比較的新しい蒸留所で、パース近郊に位置しています。
クラフトディスティラリーらしい小規模生産が特徴で、ローランド地域の新世代蒸留所の一つとして注目されています。
アナンデール(Annandale)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | デイビッド・トムソン |
| 創業 | 2014年(再稼働) |
| 生産能力 | 約50万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ノンピート/ピート45ppm |
| 発酵槽 | ダグラスファー6基 |
| スチル数 | 初留1基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | 2種類のモルトを生産 |
アナンデール蒸留所は1836年創業の歴史を持ちながら、長い休止期間を経て2014年に再稼働した蒸留所です。
現在はノンピートタイプの「マン・オブ・ソード」と、ヘビーピートタイプの「マン・オブ・ワーズ」という2つのスタイルを展開しており、ローランドの新しい個性派蒸留所として注目されています。
オーヘントッシャン(Auchentoshan)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ビームサントリー |
| 創業 | 1823年 |
| 生産能力 | 約200万L |
| 仕込み水 | カトリン湖 |
| ピート | ライトピート |
| 発酵槽 | オレゴンパイン4基 |
| スチル数 | 初留1基/中留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | スコットランドでも珍しい3回蒸留 |
オーヘントッシャン蒸留所はローランドを代表する蒸留所の一つで、スコットランドでは珍しい3回蒸留を行うことで知られています。
軽やかでクリーンな酒質を持ち、柑橘やバニラを思わせる香りが特徴です。
グラスゴー近郊に位置し、都市部に最も近い蒸留所の一つでもあります。
アイルサベイ(Ailsa Bay)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ウィリアムグラント&サンズ |
| 創業 | 2007年 |
| 生産能力 | 約1200万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留8基/再留8基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | カーヴァングレーン蒸留所内に建設 |
エイルサベイ蒸留所はウィリアムグラント&サンズがカーヴァングレーン蒸留所の敷地内に建設したモルト蒸留所です。
最新設備を備えた大規模蒸留所で、ブレンデッドウイスキー向けのモルト原酒を中心に生産しています。
ブラッドノック(Bladnoch)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ブラッドノックディスティラリー |
| 創業 | 1817年 |
| 生産能力 | 約150万L |
| 仕込み水 | ブラッドノック川 |
| ピート | メインはノンピート(ピートは年2回仕込み) |
| 発酵槽 | ダグラスファー6基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | スコットランド最南端蒸留所 |
ブラッドノック蒸留所は1817年創業の蒸留所で、スコットランド本土最南端に位置することで知られています。
長い休止を経て再生を果たし、現在はオーストラリア資本のもとで生産を継続。
ローランドらしい軽やかさに加え、熟成による複雑さも備えたモルトを生み出しています。
ボーダーズ(Borders)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ザ・スリースティルズカンパニー |
| 創業 | 2017年 |
| 生産能力 | 約200万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ‐ |
| 発酵槽 | ステンレス製8基 |
| スチル数 | 初留2基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 初留ストレート型、再留バルジ型 |
ボーダーズ蒸留所はスコットランド南部のボーダーズ地方に2017年に設立された蒸留所です。
かつてこの地域では密造酒が盛んに造られていた歴史があり、その伝統を現代的な蒸留技術で復活させた蒸留所として注目されています。
クライドサイド(Clydeside)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | モリソングラスゴー |
| 創業 | 2017年 |
| 生産能力 | 約50万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ノンピート |
| 発酵槽 | ステンレス8基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | グラスゴー港湾地区の都市型蒸留所 |
クライドサイド蒸留所はグラスゴーの港湾地区に建設された都市型蒸留所で、2017年に操業を開始しました。
かつてウイスキー輸出の拠点だった港の歴史を受け継ぐ蒸留所として設立され、フルーティーでクリーンなローランドスタイルを目指しています。
ダフトミル(Daftmill)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | フランシス・カスバート |
| 創業 | 2005年 |
| 生産能力 | 約6.5万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | 自家栽培オプティック種ノンピート |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | ほとんどがファーストフィルバーボン |
| 特徴 | 農家が営むファームディスティラリー |
ダフトミル蒸留所は農家が営む小規模蒸留所として知られ、農作業の合間となる冬季と夏季だけ蒸留を行う特殊なスタイルを採っています。
原料の大麦は自家栽培で、生産量も非常に少ないため、ボトルは希少性の高いローランドモルトとして人気があります。
エデンミル(Eden Mill)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | エデン・ブリュワリー |
| 創業 | 2014年 |
| 生産能力 | 約8万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ノンピート |
| 発酵槽 | ステンレス製 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | ジン生産でも知られる蒸留所 |
エデンミル蒸留所はセントアンドリュース近郊に位置する蒸留所で、地元ファイフ産の大麦を使ったウイスキー造りを行っています。
ジンやビールの生産でも知られ、クラフトディスティラリーとして地域性を前面に打ち出しているのが特徴です。
グラスゴー(Glasgow)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ザ・グラスゴー・ディスティラリー |
| 創業 | 2014年 |
| 生産能力 | 約20万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ノンピート中心、一部50ppm仕込み |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | 製品名は「1770」 |
グラスゴー蒸留所は2014年に設立された都市型蒸留所で、グラスゴーで100年以上ぶりに復活したモルト蒸留所として知られています。
主力ブランド「1770」はノンピートとピーテッドの両方を展開しており、現代的でクリーンな酒質が特徴です。
グレンキンチー(Glenkinchie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1837年 |
| 生産能力 | 約250万L |
| 仕込み水 | ラマルミュアー丘陵の泉 |
| ピート | 基本ノンピート |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | クラシックモルトの一つ |
グレンキンチー蒸留所はエディンバラ近郊に位置するローランドを代表する蒸留所です。
大型のポットスチルから生まれる軽やかでフローラルな酒質が特徴で、ディアジオの「クラシックモルト」シリーズの一つとしても知られています。
インチデアニー(InchDairnie)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ジョン・ファーガス |
| 創業 | 2015年 |
| 生産能力 | 約200万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | 冬小麦使用 |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | ハンマーミルや特殊ローモンドスチルを採用 |
インチデアニー蒸留所は2015年に操業を開始した近代的な蒸留所で、従来のローラーミルではなくハンマーミルを採用するなど、工程全体に独自性があります。
特殊なローモンド型スチルも備え、技術革新型のローランド蒸留所として注目されています。
キングスバーンズ(Kingsbarns)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ‐ |
| 創業 | 2014年 |
| 生産能力 | 約60万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | 地元ファイフ産大麦、ノンピート |
| 発酵槽 | ステンレス製 4基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 長いラインアームを持つランタン型スチル |
キングスバーンズ蒸留所は2014年に設立された比較的新しい蒸留所で、ファイフ地方に位置しています。
首が長くラインアームも非常に長いポットスチルを採用し、軽やかでフルーティーな酒質を目指しているのが特徴です。
現代的なローランドスタイルを体現する蒸留所の一つです。
レヴェン(Leven)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ハイランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 2013年 |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピートの有無 | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | ‐ |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | ディアジオの実験的蒸留所として設立。 |
レヴェン蒸留所はディアジオが研究開発のために設立した実験的蒸留施設。
新しい酵母や原料、蒸留技術の研究を目的とした小規模設備で、将来のウイスキー生産に向けた技術開発の拠点として機能しています。
リンドーズアビー(Lindores Abbey)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ドリュー・マッケンジー・スミス |
| 創業 | 2017年 |
| 生産能力 | 約26万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ノンピート |
| 発酵槽 | オレゴンパイン4基 |
| スチル数 | 初留1基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽・ワイン樽 |
| 特徴 | アクアヴィテの歴史と結びつく蒸留所 |
歴史的背景の強さに加え、果樹園やハーブ園を活用したアクアヴィテの生産も行っており、伝統と現代性を兼ね備えた蒸留所として知られています。
リンドーズアビー蒸留所は、1494年にスコットランド最古の蒸留記録が残るリンドーズ修道院跡地に設立された蒸留所です。
ローズバンク(Rosebank)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | イアン・マクロード |
| 創業 | 2020年(再建) |
| 生産能力 | ‐ |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ‐ |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | ‐ |
| 使用樽 | ‐ |
| 特徴 | 伝説的なローランド蒸留所の復活 |
ローズバンク蒸留所はかつて“ローランドの王”とも称された名門蒸留所で、長い閉鎖期間を経てイアン・マクロード社によって再建されました。
軽やかでエレガントな酒質で知られた伝説的ブランドの復活として、現在大きな注目を集めています。
ストラスアーン(Strathearn)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ダグラスレイン |
| 創業 | 2013年 |
| 生産能力 | 約4万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | 地元産マリスオッター種、ノンピート |
| 発酵槽 | ステンレス2基 |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 小型設備でジンとの併用も可能 |
ストラスアーン蒸留所は小規模クラフトディスティラリーとして2013年に設立されました。
非常に小さな設備を活かした少量生産を行い、ジンとの併用も可能な柔軟な設計が特徴です。
ローランドの新世代クラフト蒸留所を代表する存在の一つです。
ガーヴァン(Girvan)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ウィリアムグラント&サンズ |
| 創業 | 1964年 |
| 生産能力 | 約1100万L |
| スチル数 | 連続式蒸留機 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 大規模グレーン蒸留所 |
ガーヴァン蒸留所は1964年にウィリアムグラント&サンズによって設立されたグレーン蒸留所です。
銅製連続式蒸留機と減圧蒸留機を備え、複数タイプのアルコール度数のグレーンスピリッツを生産しています。
キャメロンブリッジ(Cameronbridge)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ディアジオ |
| 創業 | 1824年 |
| 生産能力 | 約1000万L |
| スチル数 | 連続式蒸留機 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | スコットランド最大級のグレーン蒸留所 |
キャメロンブリッジ蒸留所は19世紀にコフィー式蒸留機を導入した歴史を持つグレーン蒸留所で、現在はディアジオの主要なグレーン原酒供給拠点となっています。
巨大な生産規模を誇り、多くのブレンデッドウイスキーの基盤となるスピリッツを生み出しています。
ノースブリティッシュ(North British)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | エドリントングループ |
| 創業 | 1885年 |
| 生産能力 | ‐ |
| スチル数 | 連続式蒸留機 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | 大規模グレーン蒸留所 |
ノースブリティッシュ蒸留所はエディンバラに位置する大規模グレーン蒸留所で、多くのブレンデッドウイスキー向けグレーン原酒を生産しています。
エドリントングループとディアジオが関係する重要な供給拠点の一つです。
ストラスクライド(Strathclyde)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | ローランド |
| オーナー | ペルノリカール |
| 創業 | 1927年 |
| 生産能力 | ‐ |
| スチル数 | 連続式蒸留機 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | グラスゴーのグレーン蒸留所 |
ストラスクライド蒸留所はグラスゴーに位置するグレーン蒸留所で、ペルノリカールのブレンデッドウイスキー向けグレーン原酒を主に生産しています。連続式蒸留機を用いた大規模生産が特徴です。
Campbeltown
キャンベルタウンはスコットランド西岸キンタイア半島の先端に位置するウイスキー産地で、19世紀には「世界のウイスキー首都」と呼ばれるほど繁栄しました。
当時は30以上の蒸留所がありましたが、その多くは閉鎖され、現在稼働しているのはスプリングバンク、グレンスコシア、グレンガイルの3蒸留所のみです。
オイリーで厚みのある酒質や、わずかな潮気を感じる個性的なモルトが生まれる地域として知られています。
グレンガイル(Glengyle)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | キャンベルタウン |
| オーナー | J&Aミッチェル |
| 創業 | 2004年 |
| 生産能力 | 約75万L |
| 仕込み水 | ‐ |
| ピート | ライトピート |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽中心 |
| 特徴 | ブランド名はキルケラン |
グレンガイル蒸留所は1872年創業の蒸留所を、スプリングバンク蒸留所を運営するJ&Aミッチェル社が2004年に復活させた蒸留所です。
現在は「キルケラン(Kilkerran)」のブランド名でシングルモルトをリリースしています。
キャンベルタウンの伝統的な製法を受け継ぐ蒸留所の一つです。
スプリングバンク(Springbank)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | キャンベルタウン |
| オーナー | J&Aミッチェル |
| 創業 | 1828年 |
| 生産能力 | 約75万L |
| 仕込み水 | クロスヒル湖 |
| ピート | フロアモルティング使用 |
| 発酵槽 | スコットランド産ラーチ6基 |
| スチル数 | 初留1基/再留2基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | 3種類のモルトを生産 |
スプリングバンク蒸留所はキャンベルタウンを代表する蒸留所で、現在もフロアモルティングを含めた多くの工程を蒸留所内で行う数少ない蒸留所です。
ヘビーピートで2回蒸留の「ロングロウ」、2.5回蒸留の「スプリングバンク」、3回蒸留ノンピートの「ヘーゼルバーン」という3種類のモルトを生産しています。
グレンスコシア(Glen Scotia)蒸留所
| 項目 | 内容 |
| 地域 | キャンベルタウン |
| オーナー | ヒルハウス・キャピタルマネジメント |
| 創業 | 1835年 |
| 生産能力 | 約80万L |
| 仕込み水 | クロスヒル湖 |
| ピート | ライトピート |
| 発酵槽 | ‐ |
| スチル数 | 初留1基/再留1基 |
| 使用樽 | バーボン樽・シェリー樽 |
| 特徴 | キャンベルタウンの現存蒸留所 |
グレンスコシア蒸留所は1835年創業のキャンベルタウン蒸留所で、現在も稼働する数少ない蒸留所の一つです。
かつて数十の蒸留所が存在したキャンベルタウンの歴史を受け継ぐ蒸留所で、潮風を感じさせる独特の風味を持つモルトを生産しています。
ウイスキー蒸留所をまとめたExcelデータ
世界のウイスキー蒸留所143件を整理したデータベース。
生産能力・設備・樽・特徴まで一覧化。
ブログ記事制作、バーの仕入れ研究、ウイスキー学習に使える実務データ集。
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