じっくり漬けたバーボンウイスキーの香りをまとった豚肩ロースを、野菜と一緒に煮込んで仕上げる「ウイスキー漬け豚肩ロースの煮込み」。
濃厚なソースに仕上げるバルサミコ酢のアクセントが、大人の味わいを引き立てます。
食卓にちょっとした特別感を演出したいときにぴったりの一皿。
今回は、ウイスキーを使った煮込み料理の魅力とレシピをご紹介します。

ウイスキー漬け煮込みの魅力とは?

バーボン×豚肉=最強のマリアージュ
バーボンウイスキーに一晩漬け込むことで、豚肩ロースにバニラやキャラメルのような甘く芳醇な香りが染み込みます。
豚肉の脂との相性も抜群。
煮込み中に立ち上る香りが食欲をそそります。
甘い香りと深いコクのある煮込みに仕上がりやすく、一皿でマリアージュがお楽しみいただけるでしょう。
肉のやわらかさと香りを両立
肉を一晩以上アルコールに漬け込むことで、アルコール成分が肉の繊維をやわらかくなります。
特に高アルコール度数のウイスキーは、ほかのお酒に比べて柔らかくなりやすいです。
そこからじっくり煮込むことで、ホロホロと崩れるほどのやわらかさに。
まるでレストランのような本格的な肉の食感を味わうことができるでしょう。
レシピ

- 豚肩ロース塊肉 500 g
- バーボンウイスキー 150 ml
- 玉ねぎ(1/4カット) 1 個
- にんじん(1/2カット) 1 本
- にんにく(潰す) 2 片
- オリーブオイル 1 大さじ
- 水 200 ml
- コンソメ(固形) 1 個
- バルサミコ酢 1 大さじ
- ブラックペッパー 適量
- 塩 適量
- ローリエ 1 枚
- タイム(ドライでもOK) 少々
- 豚肩ロース、ニンニクを密閉袋に入れ、バーボンウイスキーを注ぐ。冷蔵庫で一晩(最低6時間)漬け込む
- 肉を取り出し、表面の水分を拭き取る(※ウイスキー液は捨てずに取っておく)。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、豚肉を全体に焼き色がつくまで中火で焼く。
- 焼き色がついたら一度肉を取り出し、同じ鍋で玉ねぎ・にんじんに焼き色を付ける。
- 肉を鍋に戻し、漬け込みウイスキー、水、コンソメ、ローリエ、タイムを加える。
- 沸騰したらアクを取り、弱火にして蓋をして1.5〜2時間、肉が柔らかくなるまで煮込む。
- 肉、にんじんを取り出し、煮汁を1/3程度まで煮詰めたら、煮汁を濾す
- バルサミコ酢とブラックペッパーを加え塩で味を整えながら、ソースを作る
作り方のポイント解説
POINT① 肉と野菜はしっかり焼き色を付ける
肉にしっかりとした焼き色を付けることによって、コクが生まれます。
コクや香ばしい香りが肉にマスキングされることで、ウイスキーとの親和性が向上。
プロの味に一気に近づけることができるため、ぜひ試してみてください!

焼き色は、糖とアミノ酸が加熱されることで起きるメイラード反応によるもの。これが香ばしい香りとコクの正体!
POINT②|煮汁を濾すときはしっかりと絞ること
煮汁を濾すときに、木べらなどでしっかりと絞ることで、玉ねぎの旨味や味わいをしっかりと残すことができます。
ただでさえ、ウイスキーを使ったコクのある煮汁。
一滴も無駄にしないように、しっかりと濾しきりながら最後の仕上げで極上のソースにしましょう!
ペアリングと盛り付けアイデア


合わせたいドリンク
ウイスキーの中では、しっかり熟成されたストレートバーボンがおすすめです。
レシピで使用した同じウイスキーを合わせることで、ほのかに樽香の残るコクのしっかりとした煮込みとの一体感が高まります。
合わせることで深く芳醇な香りが楽しめるでしょう。
盛り付けのひと工夫
クレソンやセージなど香りのあるハーブを添えると彩りがよくなるかと思います。
またマッシュポテトやバケットを添えることで、よりビストロ感のある盛り付けとなるでしょう。
まとめ|自宅で楽しむ大人の煮込み料理
ウイスキー漬けの豚肩ロース煮込みは、手間はかかるもののその分確かな満足感が得られる一皿です。
香り・味・食感すべてが豊かで、特別な夜のメインディッシュとしても最適。
ぜひ週末や記念日ディナーに、お気に入りのバーボンと一緒に楽しんでみてください。



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