超簡単!自家製ハギス風レシピとウイスキーペアリング

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スコットランド伝統料理「ハギス」は羊の胃袋に内臓やオートミールを詰めて煮込む個性的な料理。

強いクセと香りで好みが分かれる一方、スコッチウイスキーとの相性は抜群です。

とはいえ本場の材料を揃えるのは難しいもの。

そこで今回はスーパーで手に入るラム肉や鶏レバーを使った「超簡単・自家製ハギス風レシピ」をご紹介します。

余ったときのアレンジも解説。

ウイスキー好きにこそ試していただきたい、大人のための肉料理です。

目次

ハギスとは?

ハギスは、羊の胃袋に心臓・肝臓・肺などの内臓ミンチとオート麦、玉ねぎ、ハーブを牛脂とともに詰め、茹でたり蒸したりして作るスコットランドの伝統料理です。

こってりとした味わいと内臓特有の香りが特徴で、好みが分かれる一方、スコッチウイスキーとの相性は抜群。

実際にウイスキーを振りかけて食べられることも多く、付け合わせにはマッシュポテトやターニップ(西洋カブ)が定番です。

毎年1月25日の「バーンズ・ナイト」には、詩人ロバート・バーンズを讃える席でハギスとウイスキーが供される習慣があり、今もスコットランドの食文化を象徴する一皿となっています。

安井

日本の「ツチノコ」のように、スコットランドでは「ハギス」っていう架空の動物もいるみたい。

自家製ハギス風〜スーパー食材で作る簡単アレンジ〜

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ハギス風
材料
  • ラム肉 200 g
  • 鶏レバー 200 g
  • 牛ひき肉 100 g
  • 豚タン 150 g
  • オートミール(または押し麦) 40 g
  • 牛脂 50 g
  • 5 g
  • セージ 3 g
  • タイム 3 g
  • ローリエ 11
  • 黒コショウ
作り方
  • 鶏レバー、ラム肉をブレンダーでペースト状にしておく。
  • 牛脂は細かくカット(5㎜角ほど)
  • ラムひき肉、鶏レバー、牛ひき肉、牛脂、オートミール、塩、ハーブをさっくり混ぜ合わせる。
  • 鍋に混ぜた材料を詰め、アルミホイルで密封してから中火~弱火で1時間以上蒸し焼きにする。
  • お皿に盛り付けて、お好みでマッシュポテトや煮込んだカブ、グリーンピースを添えれば完成。
安井

今回はクセ控えめの作り方です!


作り方のポイント解説

POINT①|臭みを活かす

ハギスらしさの鍵は独特の臭み

レバーを牛乳に浸けて臭み抜きや血を取り除くプロが行うような下処理は不要です。

そのまま使うことで「ハギス風」の個性を引き出せます。

もっとクセや内臓感が欲しい方は、粗目にみじん切りした牛ひき肉の代わりに牛や豚のハツを入れてください。

安井

ハツのこりこりとした食感とコクがクセと深みを与えてくれます!

POINT②|油脂を補うと本格感アップ

ラムや牛ひき肉が赤身中心なら牛脂を少量加えるとコクが増し、より本場に近い仕上がりになります。

本来のハギスは羊の胃袋に材料を詰めて作られるため、脂を足さなくてもジュージーさやコクがありますが、鍋で作るこのレシピなら油脂を補わないとパサついた食感となりやすいです。

安井

ハギスを作るときは、スーパーのすき焼き用の牛脂をもらっておくといいかもですよ!

実食レビュー

できあがったハギス風は、従来のハギスよりクセが少なく食べやすい味わい。

初めて挑戦する方にもおすすめです。ハギス好きには少し物足りないかもしれませんが、ラムとレバーの風味がしっかり感じられ、本格感のある一皿に仕上がります。

合わせるとしたら、アイラモルトがベストかな……。

アードベッグ 10年やラフロイグ 10年のように癖の強いシングルモルトがおすすめです!

安井

今回はうちのストックの関係でカリラ12年ですが……(笑)

おすすめのペアリングウイスキー

アードベッグ 10年

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド・アイラ島
アルコール度数46%
アメリカンオーク(バーボン樽)
(1stフィル & 2ndフィル)
熟成年数10年

カルト的な人気を誇るアードベッグ蒸留所のフラグシップボトル。

バーボン樽で10年以上熟成された原酒を使用し、ノンチルフィルタード(冷却ろ過をしていない)・アルコール度数46%でボトリングされています。

アイラモルトらしい強烈なスモーキーフレーバーとトロピカルフルーツのような香り、繊細な甘みが特徴です。

2008年にはワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

ラフロイグ 10年

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド
アルコール度数40%
バーボン樽メイン
熟成年数10年

「アイラモルトの王様」と言われるシングルモルトブランド”ラフロイグ”。

同蒸留所のフラグシップボトルが「ラフロイグ10年」です。

「LOVE or HATE(好きか嫌いか)」とのキャッチコピーを掲げるほど、クセの強いスモーキーさ。

ヨード臭の強い薫香にバナナのような甘いフレーバーに長い余韻が特長です。

ラガブーリン 16年

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド
アルコール度数43%
バーボン樽、シェリー樽
熟成年数16年

忘れられない衝撃、ラガブーリン16年

強烈なピート香と重厚なボディ、スモーキーでありながらトロリと甘い―唯一無二の個性を放つアイラモルトの傑作「ラガブーリン16年」。

シェリー樽由来の上品な甘みと、潮気を帯びたアイラ特有の風味が絶妙に調和

初心者には手強くとも、モルト好きが辿り着く“格別”の一杯。

記憶に残る、真の銘酒です。

アイラミスト 8年

ジャンルブレンデッドウイスキー
生産国スコットランド
アルコール度数40%
熟成年数8年

アイラモルトの特徴が香るブレンデッドウイスキー”アイラミスト”の8年物。

ピーティなモルトウイスキーとして人気の高いラフロイグをキーモルトに使用し、スペイサイドモルトとグレーンウイスキーをブレンド。

クセのあるスモーキーな香りと潮風香るアロマにフルーティでスムースな味わいが特徴

個性の主張とバランスの良さが絶妙に表現された一本です。

余ったハギスの活用方法

① ハギス炒飯

炒飯に加え、醤油を鍋肌から回し入れて焦がすと香ばしさ倍増。

少しのクセとしっかりとしたコクのある炒飯が楽しめます。

山椒を使ったアレンジハイボールとの相性抜群です。

② ハギスパスタ

ニンニクとオリーブオイルで香りを出し、そこにハギスとお好みの野菜を入れてパスタと絡めます。

ラグーのようなコクがあり、単体のハギスを食べるより親しみやすい味わいに

ハイボールや水割りとの相性抜群です。


まとめ|手軽に楽しむ大人のハギス風

スーパー食材で作れる「ハギス風レシピ」は、スコッチウイスキーとのペアリングに最適。

クセを楽しむもよし、アレンジして食べやすく仕上げるもよし。

特別な夜の一皿にぜひ挑戦してみてください。

FAQ|よくある質問

本場のハギスとの違いは?

羊の胃袋や複数の内臓を使わず、スーパー食材で簡単に作れる点が大きな違いです。

クセの強さを調節するにはどうしたらいいですか?

レバーとラム肉の割合で調整可能です。レバーを減らせば食べやすく仕上がります。

また、牛ひき肉に比率を減らしてハツなどほかの内臓系を足せばよりクセを強くすることができます。

保存はできますか?

冷蔵庫で2~3日程度で使い切ることをおすすめします。炒飯やパスタにリメイクするとよりおいしくお召し上がりいただけるでしょう。
また、フリーザーパックなどに空気を抜いて保管すれば冷凍も可能です。

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